そーなんです! 夏休みの宿題 絵日記の類は8月30~31日に仕上げるタイプでした。そんなワケで 2週間前の新潟キャンツーレポ いま頃あげまーす
昔 聴いていた浜田省吾の歌に
「♪午前4:00 眠れずに、彼女をベッド残し バイクにKEY差し込み、闇の中 滑りこむ。
風をきり 突っ走る。水平線 昇る太陽の中 突き抜る」と言う歌詞があった。
先月取り付けた ETCの夜間割引をどーしても使いたくて 無理して3:00AMに起きて 3:30に出発(夜間割引はPM11:00~AM4:00の間に高速に乗るか降りるかしなくてはいけない)
いよいよ 出発~!
直前まで 四国か新潟か福島か迷ったけど 雨雲レーダーと相談して 新潟にした。
4:00前に出発なんて、アタシの30年のバイクライフでは たぶん3回もあったかどうかぐらいの奇跡的 歴史的な出来事。
「かっこいい!まるで浜田省吾の歌みたい!」とワクワクして出発
さー、行くよ! 新潟!
夜明け前の暗がりで パッキング完了。
いつもトラックだらけのR246もガラガラ、圏央厚木まで昼間なら30分のところ15分でICに着いた。
薄暗い夜明け前の圏央道~関越を ひた走り 高坂SAで日の出を迎えた。
でも もうめっちゃ眠いッ! 前夜は3時間 その前は4時間しか寝てない強行スタートのシワ寄せ、(←現代人にありがちな「アタシぃこんなに寝てないの~」自慢?)
「浜ショーのうそつきッ!眠すぎてカッコイーどころじゃないじゃん」と悪態をつきながらウトウトとSAで大休憩した。
まだ、梅雨明けしたばかりなので 夜明け前は肌寒高く、途中 2枚ほど着こんだ。
高速道路の気温表示は21℃
時速80~90㎞で走るから 体感温度はおよそ20℃低くなる、
Tシャツと薄手のパーカーだけで、すっかり)冷えたので、2枚着込んだ。
日が昇ると 気温が上がりはじめて ポカポカしてきた、ますます 眠い。がんばれアタシ、まだまだ序盤。
県境を越えると、例え高速道路の上でもなんだかうれしい
「新潟県へようこそ」
湯沢ICで関越道を降り、R17へ
高速を降りたら ますます 気が緩み 圧倒的な睡魔に襲われた。
やむ終えず、まだ開店前の ドライブインの駐車場に入って 縁石に座り込みウトウト、
ウーン 美しい光景ではないな やっぱアタシには4:00前の出発はムリ~と体得。もう 2度と浜ショーの真似事はしない、と決心した。
9:00前なのに すごく暑くなってきた、さっき 着こんだ 長袖は脱いで、Tシャツ1枚でちょうどいい。
北陸の夏は暑いぞ。
R17を上がり、石打からR353へ。
おっ、早速 山間の棚田!うーん新潟っぽいね~、
このR353、適度に山の間をワインディングしたあとは、里山や 小さな神社や散在する 民家や集落を抜ける、すごく 新潟らしい ノスタルジックないい道。
R117に抜けて、コンビニのコーヒーを飲んで、だいぶシャッキリした、
信濃川 越える、 このあたりではまだ 荒々しいゴウゴウとした川。 今回はこの信濃川に沿って下るツーリングになります。
信濃川は長野県では千曲川だって知ってた?
野沢温泉村の手前 ヒマワリ畑。
まだ一分咲き。
とりあえず、
スタカキャンプ場を目指して、野沢温泉スキー場を上ります。
さすが オリンピック会場となった、スキー場。すごく広大で立派。
眼下に小さく野沢温泉村、正面に ドーンと、斑尾高原。
ここは
夕陽百選にも選ばれたんだって。
「おーまだらおー」を叫んでみる←特別な意味はない、(語呂を楽しみたかっただけらしい)
雪のない夏のスキー場は、整備の為な重機が入って作業中。
あと、マウンテンバイクのコースになっているらしく、数台のMTBが草原をすごい勢いで降下していきます。
途中、
思い出の 奥志賀林道かつては『
奥志賀スーパー林道』と呼び、御荷鉾スーパー林道と並ぶ 関東屈指の長距離ダートだった。
94年の夏、当時のバイク乗りの彼と 信州ツーリングでここに来たんだ。
アタシはその頃 ホンダのVTからセローに乗り換えて林道走行と、XLRを自在に乗りこなす彼に夢中になっていた。
4泊5日のキャンプツーリングの2日目、ここ 奥志賀スーパー林道で 調子に乗って バカみたいに突っ込んで コケて 肋骨にヒビが入ってしまった。笑うだけでもズキズキと痛かったけど 彼とのツーリングを中止するなんてもったいないことは考えられず、あまり痛くないフリをして 続行。
そのあと3日間 気丈に走り、無事に94年信州ツーリングを走破しました。
東京に戻ってから病院へ行き 先生に怒られました。
あの時の深砂利のコーナーも今ではスッキリ舗装されて、どこだか見分けもつかなかったー
あの頃、
彼が私のヒーローだったな
そして、
スタカキャンプ場、漢字では
巣鷹と、書く(
鷹巣←じゃないのっ?と、突っ込みたくなるね)
湖周りがゴム素材だったりする人造湖。
どちらかというと、青少年〇〇キャンプ場的なボーイスカウト 訓練施設的な。
常設テントがたくさんあった。
バイクは1500円/一泊
トイレは水洗
炊事棟は立派なのが 2棟
温泉街からも意外と離れていて、片道2〜30分かかった、ので!今日はキャンプはやめて
『野沢温泉 今日 素泊』で検索してそのまますぐにネット予約。
ものの2分で本日の宿が取れた。
(昔話シリーズII→)2〜30年前は フラフラ走ったあとは、最寄りの駅に行き 駅の案内板やタウンページから 目星をつけて 電話して『今晩、お部屋ありませんか?』と聞きまくるか、観光案内所にがあれば 『これくらいの予算で 女一人でも泊めてくれるとこ』というと、わりに 見あった宿を紹介してくれるもんだった。
ほんとに便利になったなー。スマホ。
宿も決まったので、安心して『野沢温泉巡り』
巨大な野沢菜漬けの樽。
チェックインまで まだ時間があったので、バイクと荷物を予約したホテルに置かせてもらって、身軽になって 温泉街探索。
まず 観光案内所に行った。
おおっ!素晴らしい ホスピタリティー!!
樽いっぱいに
冷やしたきゅうりが『ご自由にどうぞ』だって。
しかも お塩まで添えて置いてあるじゃないか。
観光案内所で このような『ご集印帳』(仏閣 神社のご朱印とは違う)を購入。
いわば 野沢温泉の観光名所を巡る
スタンプラリーの帳面で454円、去年までは300円だったらしい。でもいいや きゅうり2本 もらったし。
これが 帳面、地図付き
こーゆー 擦って印字、みたいなスタンプポイントが 温泉街に23か所あります。
10か所でタオル(岡本太郎デザイン) 20か所で手ぬぐいが、もらえます。
野沢温泉には、無料で入れる 外湯が13箇所もあるの。
見て!この風情。
も グッとくる 設え、
湯もみの板も完備。
「熱かったら自分でお湯 もんでー」と、書いてあります。
シャワーなどはもちろんありません。
13箇所 全て回ったけど、カランさえないところもザラ。
全てが 源泉かけ流し。
そして・・・すべてのお風呂が
ゲキ熱です。
『大湯』は一応、ぬる湯とあつ湯に分かれているけど、
実際は
熱々湯と
ゲキ熱湯です。
どちらかというと 熱めの湯が好きなアタシも 驚く源泉80度!とかもありました、
ちょうど アタシが回っている時間は お昼時で 地元の方や観光客もまだいない時間帯らしく、
地元の方 曰く、前に誰かが入っていれば
その方がほどよく 水でうめてくれるのでいくらか入れるようになっているらしいけど、 しばらく 誰も入っていない お風呂は
50〜70度の源泉がドボドボと、惜しげもなく注ぎ込み たちまち アチチのお風呂になってしまうのだ。
3人いたら絶対 ダチョウクラブごっこがしたくなる熱さ
やーっ!。
『高温注意』じゃないよ
、『熱湯注意』なんだから!
中には、うまく 水で調整して、なんとか浸かれるところもあり、
河原の湯や横落の湯
秋葉の湯は ほっこり浸かることも出来た。
でも、入りやすいお湯は地元のかたにも人気なので、混んでいるけどね。
逆に言えば、混んでるお湯が入れるお湯である。
この外湯は 地元の方々の ボランティアで毎日掃除 管理をしてくれているんだって。
みんな ありがたく 大切に使わせてもらおうね。
因みに 野沢温泉に宿泊しない方は 寸志を入れる賽銭箱があります。どうぞよろしく。
野沢温泉の13の外湯は、後ほど
「野沢温泉 スピンオフ号」でご紹介しますね(^^)
いろんな、温泉 人間模様を観察したんで。
野沢温泉は街も風情があって、ステキです。
神社
お寺、立派な山門
天然記念物の 杉の木
温泉といえば、まんじゅう。
ここでは『フキヤ』が有名らしい。
草津の『ちちや』的な?
野沢温泉はアートの街でもあります。
この『湯』の字も 野沢温泉の名誉市長である 岡本太郎のデザイン。
町のいたるところに
廃品利用のアートが飾られています。
スキーブーツが花器だったり
ギャッツビーとねずみと花
猫やかん
街の上方にある「茹釜」
名前の通り、もはや 温泉ではなくグツグツ煮えたぎる鍋のようなお湯が湧いています。
実際 観光客は立ち入り禁止で、地元の方が野菜を茹でるのに使っています。
見てる間にも おかーちゃんがジャガイモを袋に詰めて 茹で釜に放り込んでいました。
野沢菜やトウモロコシも茹でたりするらしい。
野沢温泉街の旅館や商店 民宿の玄関先に こーゆー 木で作った独特の「道祖神」がありました。
他の地方では見たことない 1本の木で出来た 神様です。
宿に戻り 部屋を案内してもらう、当日の飛び込みの素泊まりだし5,700円だし あまり期待はしていなかったけど、
案内された 瞬間、「あ、やっぱ当日の飛び込みだもん、三畳一間ね」と思った。
押入れとおぼしき ふすまを開けたら・・・・
二十畳もある 2辺窓の角部屋!
一泊 5800円なのに、ありがとう! 三畳一間と疑ってごめんね!
私に5800円で20畳の部屋を貸してくれた「野沢温泉ホテル」(←そのままの名前やんけっ!)
バイクの人は 屋根付きのスペースを駐車スペースをくれました。
荷物を運んでくれた係の方は 「今年 この年になって中免をとって バイクを買いました!この前 初めてツーリングに行きました!」とうれしそうに 話してくれました。(30代後半~40代くらいとお見受けしました)
睡眠不足と 野沢温泉 外湯8湯を制覇した湯疲れで ちょっと飲んだら、あっという間に眠りにオチました・・
キャンプもいいが、ドロドロに疲れ果てて眠る 布団も幸せ~
スタンプラリーでもらった手ぬぐい、タオルは実費で購入。