網走 原生花園
それはまだアタシが二十代前半で
今より青くて若くてかわいくてぴちぴちしてて‥浅はかで生意気で‥ってもういいか
とにかく 初めてま北海道を走った時は、「原生花園」と見て 「お花畑!」と勇んでここにきた時、
「なんじゃこりゃ?雑草ばかりじゃん」なんてがっかりしたものだ
当時のアタシのお花畑のイメージは薔薇やデイジー、チューリップとかユリ、スズランとかコスモスひまわり
とにかく[花の子ルンルン]みたいなモノをイメージしていたんだ
なんていう愚かさ
この北の地に健気に咲く花たちの美しさ清らかさ強さを秘めた有一無二なその姿
人間に作られた花たちにはないこの素晴らしさに全然気が付かなかった
ほんと、もうすぐアラ還だから今少しだけ解った
一輪の花という永遠と一瞬の美しさ
花屋さんに売ってるようなにぎやかさ華やかさはないのだけど、
たおやかな秘めた強さ、控えめで逞しく主張もせず 夜はきっと10°も下回るだろう、呼ぶべき昆虫もほとんど息を潜めているのに凛とした強さを感じます。思えば人生って春夏秋冬と重なるなぁ、10.20代がまさに青春だろう人生これから、何にでもなれるどんな可能性もあるって信じていた。
30.40代が夏でやりたい事も自分の意思でやる
50.60代が秋。振り返る事が多くなる
これからの可能性よりは今までの集大成的な、ある意味達観したような悟りを開いたといえば大袈裟だけど、欲が無くなり、諦める事を覚えて、受け入れる事を知っているんだ。
原生花園
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