2024年北海道ツーリング 北海道は終わったのか

ÅみなみかぜÅ

2024年09月16日 13:40

ま、そんなこんなで約9日間の北海道ツーリングだった



今回はキャンプは半分ぐらいだった。ロングツーリングなら節約のためキャンプも自炊だけど、最近は出先でご当地名物を食べたりB級グルメを食べたりなので自炊はやめてコンロや食器、食材はいっさい持っていかないほうが良いと結論づけた。コーヒーぐらいはとも思ったがコンビニのコーヒーも自分で淹れるぐらいに美味しいし。
キャンプ飯道具を積まなかったらグッと身軽にパッキング出来た。

とはいえ、やはりキャンプゴハンは最高に美味しい。キャンプゴハンが楽しみたい時や焚き火したい時はそれはそれで関東圏内でちょこちょこ一泊キャンプで棲み分けております、

「北海道は終わったのか?」





数年前に休刊になった「アウトライダー」のタイトル。2008年に「終わったか?」と言われて久しい、アウトライダーは当時の私のバイブル的な雑誌だった。
1980〜90年代は何十万ものライダーが北海道を目指していた、今は1〜2万人とも?市場として閉じつつあるので調べても統計データがあまりない。
実際に走っていても[YAEH!]←昔でいうピースサインをしたバイクは一日10台くらい。道の駅に停まっているバイクもまばらだった。

観光地にはインバウンドの外国人観光客や観光バス、
それを当てこんで高騰した食事、宿泊料、離島へのフェリー代。キャンプ場も整備されすぎて不便さなど1mmもない快適で内地なみの料金。情報がスマホだけで手に入るからライダー同志のコミュニケーションも必要なものではない。

何十年前の幻影を求めて色ならライダーの聖地と言われた北海道はもうそこにはない。

でも結論から言うと

「北海道はまだ終わっていない」

というのか、北海道は終わらない。日々年々変化して行く、もし北海道は終わった、と思う人がいるなら
終わったのはむしろあなたの方かもしれない。





フェリーが離岸する時、数人でロープを外すの眺めるのが好き。
こんな巨大なフェリーが一本のロープで繋がってきるのもすごいけど、ロープを外した作業員がみんなで自転車に乗って戻って行くのもなんか楽しい。





北海道は無料の高速道路がすごく増えた。
こっちでいうバイパスみたいなのだけど「新直轄方式」と言ってネクスコと国、都道府県が共同で作って運営しているらしい。しかしそこは北海道なので国道を走るのとそんなに時間は変わらない地元人はあまり使わないのかどこもガラガラだった。



⇧新直轄方式の無料高速道路。初めから無料とはすごい。大洗フェリーターミナルに行く時に使った首都高は何十年後は無料にします、っていってたくせにどんどん値上げばかりして、私の一番古い記憶では500円だったけど今や用賀〜三郷まで1200円だった!



十勝岳登山の時に寄った[青い池]ホントにすごい青だった。日暮の頃で観光客(わたしも観光客だけども)の少ない時間帯でよかった。友人が一カ月前に行った時は人だらけで池の淵にすら近づけなかったらしい。





網走の「感動の径」は今回は縦横無尽にくまなく走ってみた。ちょっとネーミングからして観光客招致だし、なんか俗っぽい印象だっあのだけど、
空いていたせいか雨じゃなかったからか
ホントに気持ちのいい道だった。バイクなのに空を飛んでるみたいな感覚になれた 





帯広を通ったら必ず寄らねばならない、六花亭。

ケーキ3個おやつの詰め合わせ、コーヒー全て合わせても1480円。最高のコスパ







ウポポイへ行った。白老に2020年に開設したアイヌ民族の文化を紹介、展示した国立博物館。
北海道には何ヶ所かあるアイヌ民族博物館だけど、やはり国立なのでスケールかすごい。

個人的にはアイヌ民族に対しては沖縄の琉球王国も同じだけど、日本が侵略、支配した感が否めない。博物館の中でも「日本が侵略した」という表現ではなく「倭人が文化を持ち込み交流した」的な表現だった。もちろん
史実にあるようなアイヌにとって不利益な取引や強制労働や紛争、謀略などの展示もありはした。

ウポポイとは「みんなで歌う」の意味だとのこと。
自分たちが侵略して滅ぼした文化を今更、保護や共生というのもどうかと違和感があったけど、
行ってみたら、少しだけ観点が変わった。
過去の過ちはそれとして認めて、どうやらその名の通り共生、共存と言うところを目指しているようだ。
実際に数々の儀式や踊りや歌などを公演していて、それは見せ物でなく、講演だった。
一番は実際にアイヌ民族直系の方々が
一昔前はその身分を隠していたり、話題として家族内でもさけていたのだけどだ今は自信をもって祖先はアイヌ民族だと誇れている」という数々の人の談話を紹介しているコーナーだ。









北海道はいえ常にアップディトしている。だから終わらない。少し前の懐かしい幻影を残しつつも変わり続ける、きっとどこでもそうなんだ、
信州 四国、甲信越、奥多摩 奥武蔵
私がよく行くところも、景色は変わらずとも
いろんな事が変わる。

それは否定したり裏切られた気持ちになるのは無駄な抵抗だ懐かしめる事があれば感謝するのがいい。




近況報告

仕事をスパッと辞めて自由になった!
定年まではあと何年かあったけど、自分のやりたい事をすべき事の時間を逆算したらこうなった。
山登り日本100名山は50は制覇目標。、いやとりあえず多摩100山、マラソンの練習は2日以上あけない、フルマラソンサブ4キープ、とか計画的な料理をお献立するとか保護猫活動も助けられる命は全て助ける!とか
太極拳をマスターする、市民農園を借りたので完璧な二毛作を試みる、あと町田ゼルビアの全力応援。
などなど、野望に溢れている。

しかし そこがアタシのダメなところなのだけど、時間があればあるでやろうと思っていた事ややるべき事を怠惰に後回しにしがちだったりもする、
時間あるし、お金も貯めるのではなく使う、にスイッチしたし、なんか気持ち的には余裕があるので贅沢な感じでいい人生だなぁと暮らしている。
ツーリングやキャンプも新しいとこの開拓よりは今まで行ったところやいつものところばかりだけど、ディスカバリーよりはキープオンて感じ。

ともあれ目標は還暦ライダー、60才になっても楽しくバイクに乗ってひらりひらりと出かけられるようなおばあちゃんになるぞー!

じゃあ!またね




。。。


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