2015年08月18日
四十路おねいさんの四国キャンプツーリング⑤
仁淀川町 ゆめの森キャンプ場
中津渓谷の更に上流で 巨大な岩がゴロゴロしてます。中には家ほどの大きさのものも・・・
5:00ごろ 目が覚めます、じつは四国に入ってから5日目ですが、まだシュラフを使ってません。
これは寒がりのアタシには驚くべきことなんです。
北海道はモチロン 関東や信州 でも夏でもシュラフは一応広げて 暑けりゃ 寝ながら勝手にズリ出る、みたいなパターンでしたが 今回は袋から出す気にならないくらい、毎晩暑い~
インナーシュラフだけはシーツがわりに広げるぐらい。昨夜は山の中のため 少し肌寒かった けど、それでも インナーシュラフを羽織る程度でした。
昨夜 声を掛けてくれた ご家族に挨拶して、今日は四万十川を下りまーす
とは言え、四万十川の源流 とされている地点は通行止め。(実際、川って いろんな支流が合わさって大きな流れになるのだから源流点とは曖昧なんだけど)
四万十川に沿って走っている 国道439号
この鉄橋が始まりです
雑誌などでも 「酷道 ヨサク 」と、 評され日本3大酷道に認定されているとか、いないとか…。
確かに すれ違いが出来ないくらい 狭い箇所もあるけど、そんなに酷くもなかったかな?
小さな集落がところどころに点在していて、私はこうゆう道 好きだなぁ
私にとっての日本の原風景がここにあるって言うか・・・
山間を縫うような細い国道に、小さな棚田 もっと小さな集落(よろず屋と赤いポスト 古びたおうちが数件、その軒先で作業をするおばあちゃんと通学途中の小学生一人)を過ぎるとき 何でもないこんな景色の一部になりたくて 走っているんだったな、と思い出した。
○○を食べたいとか、どこの道を走りたいとか、 温泉 観光地めぐり そんなのもツーリングは楽しいけど、
こんな風に自分のイメージするげんふうけいに出会えると 胸がきゅっとなる、ノスタルジーを感じるんだよな・・
途中 「四国カルスト→こっちこっち」の標識に釣られて 439を外れた。
四国カルストは ライダーの走りたい道ランキング的には 上位だけど アタシ的には 「山の上で白っぽい石やら岩がゴロゴロしているのが魅力なものかね?」と疑問であったけど・・
すぐに前言撤回 すぐ撤回!
四国カルストステキです
360°ぐるーぅと、遠くまで美しい山々の波。 しまなみ海道が海の道ならば 四国カルストは天空の道
青い空 白い雲 緑の丘なみに白く輝く岩のドット、牛の群れが悠々と草を噛み リボンのようなアスファルトがフワリと空に繋がっています。
眼下に街が見られます、天上人になったみたい。
ちなみに R197から天狗荘を繋ぐ 東津野城川林道がカルストの代表的な道らしいのですが、この時は先日の荒天で通行止めでした。通行止めとは言ってもガチガチのゲートではなかったので 「ま、行くなら自己責任でよろしくね」て、感じでしょうか。
カルストを下ってR197の「山賊茶屋」、TMで「デカイ焼き鳥」とあったので 「あ・・・肉を食べてないな私」と思いつき。
町でもないところに急に1件だけ あるのですが、何台か車がすでに停まっていてけっこうな賑わい。 茶屋というより ドライブインって感じ。店先に簡単なテーブルとイスがおいてあり、↑の写真だけ見たら 下町のセンベロみたいでしょ。
焼き鳥だけじゃなく おでん うどん うなぎ 鮎 揚げ物 いろいろありました
これがうわさの焼き鳥 写真ではわかりにくいのですが 1肉がコブシ大です(×4)詳しくは忘れたけど、6~700円くらいだった(炭火焼き)
(たぶん)天然鮎の炭焼き
欲望のまま ジャンボ焼き鳥 さつまいもの天ぷら ごぼうの天ぷらを頂きます。(みそ汁は店を覗くだけで(半ば強制的に)渡されるサービスです) 焼き鳥は今食べると言ったら 皿に移してくれて サラダも盛ってくれました(ナイフとフォークまで
) つけてくれたトマトはプチトマトではないので その大きさをお察しください・・・)
さて、いよいよ 今回のツーリングのメインテーマ 四万十川です。
県道19号で 四万十川に沿って下ります。
一番初めの沈下橋「高樋橋」
四国の橋の象徴的な 沈下橋、モチロン皆様ご存知とは思いますが 念のために解説・・・
名前の通り 雨などで川の水量が増えると沈みます。沈むことによって橋が壊れないのです。欄干(沈んだ時の水の抵抗)がなのが特徴。橋の中央が低くなっているので より水の抵抗を逃がす仕組み。 現在の建築基準に抵触するので もう新しく作ることはできません。四万十川には47の沈下橋があります。一番古いのは 一斗俵沈下橋で昭和10年
ちょうど バイクが1台来て 橋を渡りました。絵になるねー
コレ コレ コレでーす
四万十川は 悠々と流れてその色、深い水の碧色。
私がイメージしていた 四万十川 そのものの自然と神秘をたたえたその流れ
もうちょっとだけ 続く
もうちょっとだけ お付き合いを~